9月5日、デュエプレ第1回公式大会のちょうど1週間前に2006年度デュエマ日本一決定戦優勝のささぼー氏(@sasabou666)主催で参加者216名のささぼーcupが開催されました。
非公式大会であり、デッキ公開制であるなどルールも公式大会とは違いますが、参加人数も多く、公式大会直前ということもあり、公式大会、および今後のランクマッチ環境の参考になるはず。
ということで考察していきましょう。
参加デッキ分布

御覧のように5弾ランクマッチでもトップメタを占める除去ハンデスボルバル、天門ボルバル、ブリザード、ウェーブストライカーが4分の3を占めており、残りのデッキは少数。
まず一番多いのは除去ボルバル。その中にも3種類あって、いわゆる白抜きハンデスボルバルが全体の約30%、ターボして英知と追撃の宝剣を打つ型が6%、魂と記憶の盾とアルシアを入れた5色が6%という割合。
ハンデスボルバルがここまで多い理由としてはやはり安定して勝っていけること。特にトップメタの天門ボルバルやウェーブストライカーに有利であり、ボルバルのおかげでトリガー運に左右されにくいため負けられないトーナメント方式で使われたと思われる。
続いて5c天門ボルバル。安定のデッキパワーを誇り、この大会でも2番人気に。
そしてダイヤモンド・ブリザードとウェーブストライカーが同数。
ダイヤモンド・ブリザードはほとんどが白ブリザード。安定の強さでランクマでも人気だけど、どうしてもトリガー運が絡む点と大会では回数をこなす必要がないため今回は少ないのかな。
そしてウェーブストライカーは9割近くがネクラ。やっぱり大会ということで回数をこなす必要はなく、ボルバル系のコントロールに対してもジャギラで対抗できるネクラが好まれたものと思われる。
決勝トーナメント進出デッキ

決勝トーナメント進出デッキは
除去ボルバル 2
赤黒デスフェニックス 1
ネクラウェーブストライカー 1
白ブリザード 1
トリーヴァブリザード 1
リースウェーブストライカー 1
天門ボルバル 1
と群雄割拠。すげえな。
とはいえやっぱり使用者の多いボルバル、ブリザード、ウェーブストライカーが強く、次点でデスフェニックスという構図がわかる。
どのデッキでも勝てる環境だ。わるくないだろう。
優勝デッキ

そんななかで優勝したのは、おっしーは可愛いさん(@Rjfu40sh29FdOzT)。使用デッキはトリーヴァブリザード。ランクマッチでもあまり存在せず、今大会でも希少なデッキでの優勝。すごい。
デッキの構築意図としては、ブリザードとペトローバでコントロールに勝てるとして、ペトローバを引くためにアクア・ハルカスを採用したとのこと。ネックの色バランスはコートニーのおかげでケアできる。
決勝ではその意図通りブリザードとペトローバで除去ボルバル相手に押し切る試合もあった。
今大会はブリザードが得意な除去ボルバルが多く、苦手なウェーブストライカーが少ないということも後押ししたのでは。
公式大会に向けて

回数をこなす必要があるランクマッチとは違い、負けられない大会ではコントロールを握る人が多いとわかった一方で今大会はトリーヴァブリザードが優勝した。
公式大会でも今回と同じようにトリガー運に左右されづらい点でボルバル系のコントロールが多いと予想できるが、今大会の結果を受けて一定数ブリザードが増えそうだ。また、ハンデスボルバルの多さからそれに不利な天門ボルバルやウェーブストライカーが減ることも考えられる。
となればやはりブリザード有利な環境になるのではないかと思う。
とはいえハンデスボルバル側もトリガー次第でいくらでも勝てるわけで、またハンデスボルバル対ブリザードになりそうな予感。
私はブリザードの優勝に10パック賭けます。
今後のランクマッチは
大会とは違い数をこなす必要もあるから大会と比べてボルバル減のブリザードウェーブストライカー増って感じ。ただこれまでほとんど白入りだったブリザードの一部がトリーヴァブリザードになることは容易に考えられるね。トリーヴァブリザードならウェーブストライカー相手でもサーファーから崩せるチャンスあるし。
おまけ
やっぱりボルバルの性能異常だよ。コントロールのフィニッシャーがかならずこいつ。使用率50%オーバーってなんなん。あとハンデス打ち得環境もどうかと思う。大会後にボルバルナーフまたは規制ってなりそうな気が。というか願望。